白い巨塔のドラマはなぜ面白いのか?感想から分かる3つの理由を教えます。
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今回は白い巨塔はなぜ面白いのか?

そんなお話を^ ^

白い巨塔は大学病院の閉鎖的環境や、人間関係を丹念に描いた作品です。
社会派小説を書いたら右に出るものはいない山崎豊子作品の中でも特に人気があり、
これまで何度もドラマ化されてきました。

僕は2003年にフジテレビで放送された唐沢寿明・江口洋介主演のドラマで白い巨塔を知り
その後、田宮二郎版→小説→岡田准一版という順番で見てきました。

そんな白い巨塔が何故これほど人気があるのか、人々を惹きつけるのか
3つの理由を述べていきます。




 

人間臭いから面白い

白い巨塔が面白い1つ目の理由は「人間臭さ」です。

 

このドラマに出てくる人物はどれもめちゃくちゃ人間臭い人ばかり。
欲望や権力、出世欲や金銭欲がこれでもか!ってくらい描かれます。

まあ端的に言ってしまえば・・人間の汚い部分です。

人はそういった人間臭い部分に面白みを感じるものです。
普段はみんな欲望を隠して生きていますからね^^
物語の中くらいはそういったものを見たいという心理があります。

人間臭い人って小説や物語の中だとすごく魅力的なんですよね。

出てくるとワクワクします。

 

少年ジャンプと同じだから面白い

2つ目の理由は「少年ジャンプと同じだから面白い」です。

 

少年ジャンプが何故あれほど人々に支持されているのか?

それは人を惹きつける「努力・友情・勝利」と言う3要素を抑えているから

 

ドラゴンボール
スラムダンク
ワンピース
テニスの王子様

 

上記作品に共通するのは

ライバルに勝つために努力して、その過程で友情を描き、最後には勝利する

大ヒットするものにはこういった法則があるのです。

 

で、実はこれ

白い巨塔も同じ

前半では教授選に勝つために努力して勝利し
後半では裁判に勝つために努力して一審で勝利
(ここでいう努力はとてもキレイなものでなく裏工作や金銭ばかりですが笑)

 

努力する過程や葛藤、人間関係、勝利の瞬間に面白みを感じますよね。

そして最終的に財前は「本当の友や信頼できる人間は誰か気づく」という構図です。

小説の一文に「財前は本当の友は里見で信頼できるのはけい子(財前の愛人)だと思った」
という描写があります。

ここはグッときましたね・・

 

ヒットする3大職業が入っているから面白い

3つ目の理由は「ヒットする3大職業が入っているから面白い」です。

 

ドラマで数字が取れる職業ベスト3って何だと思いますか?

それは

 

・医者
・弁護士
・刑事

です。

 

例えば

医療ドラマ(白い巨塔・救命病棟24時・ドクターX)

弁護士(裁判)ドラマ(リーガルハイ・99,9・〇〇弁護士シリーズ)

刑事ドラマ(相棒・踊る大捜査線・古畑任三郎)

 

医者・弁護士・警察は組織の中での上下関係
また外部の人間関係(医者なら患者、弁護士なら依頼人、刑事なら被害者)
というように複雑な構図を描きやすいので、とてもドラマ化しやすい職業なのです。

白い巨塔にはそのうちの2つが入っているので面白くない訳がありません。

 

まとめ

 

白い巨塔はなぜ面白いのか

その理由は以下の3つです。

 

・人間の欲望がしっかり描かれていて人間臭いから面白い

・人を惹きつける3大要素「努力・友情・勝利」が入っているから面白い

・ドラマでヒットする3大職業の内、医療・裁判という2つが入っているから面白い

 

そりゃ面白いですよね^^

 

では本日はこの辺で